カレンダー
08月 « 2017/09 » 10月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

ユナカイト

Author:ユナカイト
☆家族構成 : 夫、息子の「ポン」(2001秋生)、娘の「ルル」(2006秋生)。「ポン」も「ルル」も、おなかの中にいた時のニックネームです。

☆長男「ポン」は、5才時に『アスペルガー症候群』という診断を受けています。3才直前に「自閉症スペクトラム」(=広汎性発達障碍)だと療育のドクターに言われていました。

「スペクトラム」とは「連動体」という意味です。「自閉症スペクトラム」とは何か?というと、いわゆる「典型的な自閉症」である『カナー症候群』や、知能の発達は平均(それ以上という場合も)の『高機能自閉症』、それに加えて言葉に問題のない(というか、かえって「お喋りさん」だったりする)『アスペルガー症候群』なども含んだ、一連のとらえ方のことです。

☆ユナカイトは専業主婦。
「非定型うつ病」治療中。
カテゴリに「スピリチュアル」とかあるけど、わりと遠ざかり気味。
アロマテラピーとか好きだったけど、今は普通に香水とか好き気味。

最近の記事+コメント
月別アーカイブ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --------(--) --:--:--
| コメント:(-)
大石剛一郎弁護士の講演会。
先日行われた講演会の内容について書きます。

テーマは「地域生活とリスク~事件や事故に巻き込まれないようにするために、何に注意すべきか」ということでした。
主に、知的障害を持つ人や、自閉症を含む発達障害を持つ人が負いがちなリスクについて、お話がありました。
この大きな内容について、どのくらいお伝えできるか自信がないですが、聞いたことをまず箇条書きにしていきたいと思います。

・知的障害者」は、事故や事件に遭遇するリスクが高い(時には加害者になることも。被害者になる方が圧倒的に多いが)。

・しかし、だからといって地域にまったく出ないという生活は不可能。リスクを小さくする環境・支援を「容易に、可能な範囲で」用意することが、現実的には一番の近道。

・被害事故、事件例
  ・セールスマンにだまされ、財産を失ってしまう
  ・いわゆる「チンピラ」にだまされ、精神的にも肉体的にもボロボロになったところで、ようやく福祉につながって発覚する。
  ・地域で、いじめ、からかいの延長として、ひどい暴行を受け、その状態が恒常化する。
  ・さんざん働かされ(無報酬などで)、年金も奪われ、生命保険をかけられ殺されてしまう。

・加害事故、事件例
  ・公共の場所でトラブルが発生し、交通機関や学校の無理解のために異常者扱いされ、安易に警察に通報、逮捕されてしまう(駅で常同行動をしていたため、痴漢と間違われて手錠をかけられ、「電車に乗ろうと思っていたのに邪魔しないで」との気持ちから、手をふりほどこうとしたら、「公務執行妨害」とされてしまった、など)。
  ・捜査官の言動に対して、適切に意思表示できず、事実とは全く異なる内容の自白調書をとられ、自己弁護もできずに重く罰せられてしまう(「コミュニケーションがとれなくても自白調書は作れる」んだそうです!そして、その「コミュニケーションがとれない人を相手に、故意にかはともかく捜査官が『創作』した自白調書」を一番重要な資料とし、それに基づいて行われるんだそうです、裁判というものは。恐ろしい!)。

・こういった加害者ケースの背景には、他者あるいは社会から被害を受けている状況、事件がある。

・特に、一見「障害」の程度が軽いように見られる人は「支援」につながりにくい。
---浅草事件(2001年4月末、東京浅草で、レッサーパンダの顔の形の帽子をかぶった男が、包丁で若い女性を刺して死なせてしまった事件)

うーん箇条書きも難しいなぁ。私の感想を交えながら喋り言葉で書きます。この人物は、「軽度」の知的障害で、おそらく自閉症(「おそらく」というのは、高校で養護学校に行っているにも関わらず、障害の内容が把握されていないのです。小・中は普通校)。
卒業後、一般就労したが、なまじ「コミュニケーションがとれる」ように一見見えるため、「人の言うことをオウム返し(自閉症の特徴ですよね)にしたりなど反抗的」「今言われたことをやらない」「人が話しているのに無視する」といったように受け取られ、いじめを受け、放浪の生活をする。3件ほど各地で事件を起こす(「食い潰す」ので、無銭飲食など)。
高校生の時に母親が死亡し、後にわかったことだが父親も知的障害だった。おそらく、それも支援につなげられなかった一因かも(小さな事件を起こすたび、父親は息子を怒鳴りつけることしかできず、対策や支援らしいことにはつながらなかった)。

そして、浅草の事件になってしまうわけですが、これはマスコミが猟奇的に書きたてたせいで、「重罰」への道が開いてしまうのです。
だって、浅草でうろうろ何日もレッサーパンダ帽かぶってたら、そこの「有名人」になってるわけです。目撃証言も、1000件ほどあったそうです。だから、犯人は誰かってすでに警察もわかってるわけ(前科があるから)。なのに、マスコミは「犯人はまだ見つからない!今もどこかにいるかも!これが似顔絵だ」のように、事実と違う報道をして煽る(その方が媒体が売れるから)。
だってその「似顔絵」は、目撃証言からモンタージュしたものじゃなく、すでに警察にある写真(小さな事件の前科の時の)を見て描いてるんです。そんなもの流布したって意味ないでしょ?興味本位なだけです(このへんの感情的な言葉づかいは私の感想が入っています。大石弁護士は、淡々と事実を語るのみでした)。
もう犯人は誰かわかってるのに、10日くらいたってから逮捕。「そして担当警部補は警部に昇進する」という筋書きだったそうです。

そりゃ、人を傷つけるのは絶対にいけない、でもなんだってそんな筋書きにされなきゃいけないんだ(これも私の感想)。
ちなみに、包丁を出してしまったのは「包丁によって『優しそうな人にそばにいてほしかった』」ということだそうです。
これは私も理解しづらいところですが・・・「刃物」「火」「性的衝動」にこだわる、という障害もあるということです・・・つらいですね(これも私の個人的な感想)。
大体、この人札幌の人なんです。浅草で、500円しか持ってない中、何日も飲まず食わずなのに、300円で包丁を買ってるんです。難しい・・・。

どうしよう。すみません。私レポートに全然向いてないですね。箇条書きに徹することができない。
他の事件の事例も詳しく聞いたんですが、それを書いてもきっとこんなふうになってしまう。大石弁護士さん、ごめんなさい。レポートを待ってくださっている方々にも。

大石弁護士は、事例をわかりやすく、淡々と、時にユーモアを交えながら、わかりやすくお話してくださり、内容も貴重なものだったのですが、講演を聞いた後の私たち(親仲間)の落ち込みといったら・・・。こういうことが知識として知ることができるだけでも貴重な体験なのですが、正直、将来への不安が増大してしまいました。
ホームに戻ってから「ならどうしたらいいのか?」と、皆で考え込んでしまいました。ようやく出た結論は「やっぱり、地域に出る努力を今からして、少しでも理解を広めよう」ということでした。

こういう弁護士さんがいてくださる、何かあったら相談できる、ということは心強いことだと思いました。
私はそれに感動して、涙が出ましたよ。
私、自分の子に障害がなかったら、障害者がどうだろうと関心なかったに違いない。もしかしたら、邪魔だと思ってたかもしれない。
前の職場に、「普通の人」だったけど、どうしても苦手なことがある人がいた。一緒に仕事をしていたので、歯がゆく思って、きつくあたったこともある。でも、人柄はとてもいい人だった。仕事関係ない友達だったら、もっと仲良くなれたかもしれない。なのに私は「○○さんはこの前こんなことをしでかした」と笑いものにしていた。○○さんのことは、全社で有名だったのだ(小さな問題が多いので、部署を「たらい回し」にされていた)。
だから、もしこれからポンが「笑いもの」にされることがあったって、ポンは可愛そうだが、私はそれをする人に怒る資格がない。その人の気持ちを理解することすらできる。

講演と関係ない話になってごめんなさい。講演の内容は、まだあります。もし書けるような状態になったら、書きます。

書いている間に興奮してしまい、ソラナックスを飲みました。20分たって、落ち着いてきました。
今日は「勉強会」もありました。特にテーマを設けず、日ごろお世話になっている先生と、専門の先生とに話を聞いてもらったり、アドバイスを個々にもらったりしました。今、みんなつらい時期みたい。訓練会に慣れている子は、幼稚園入園を前にして混乱しているし(親も焦りが生まれるし)、会に入ったばかりの子は、それだけで大変だし。全会一致で、涙ナミダの会合となりました。でも、こういう場があるだけでありがたい。
私は「テンション上がって、つらいのに明るくヒョウキンにふるまってしまう」傾向があるので(そんな時は、人に対して過剰に馴れ馴れしい言葉遣いになり、無遠慮で無思慮な発言をしているような気がする)、素直に泣いたり怒ったりするべきなのだな、と思いました。
スポンサーサイト


発達障碍・療育・個別支援学級 | 2006-01-28(Sat) 19:10:11
| コメント:(4)
コメント

とても興味深い内容でした。
詳しく書いていただいてありがとうございます。
過去に自閉症の人たちの間で悲しい事例がたくさんあったのですね。
これを教訓にしてわが子達をそのような目に合わせないようにしないといけないです。
今できることは、おっしゃるように地域の方にいかに理解してもらうかでしょうね。
大人になるまでにどれだけ多くの支援者を獲得するかが勝負のような気がします。
僕らが死んだ後でも子どもたちが地域の中で安心して生活して行けるような環境を目指したいですね。
2006-01-28(Sat) 19:51:29 | URL | 政道 #NUpTSsbk [ 編集]

政道さん、こんばんは。
つたない長文、読んでいただいてありがとうございます。
本当に、おっしゃるとおりです。さすが政道さんだなァ。内容のまとめが的確だ。そうです、そういうことなんです。

「どれだけ多くの支援者を獲得するか」
これは、本当にそうですし、おそらく政道さんなら可能だと思うのですが、たとえば「幼稚園ママ」たちは不特定多数で、正面きって「障害って武器だよね」と言われた、という人もいます。
(私は、そんなことを言う人は「大人の発達障害(イマジネーションの欠乏)」だと思うのですが)
どうあっても、理解してくれない・しようとしない、かえって邪魔をする、という人は一定数いるのかな、と悲しく思いますが、それでも理解してくれようとする人はいます。
私のような「おそらく自分が当事者にならなかったら無関心でいただろう」人間には、そういう人ひとりひとりが神様のように思えます。

それぞれの地域で、そしてこうやってブログ等でつながった全国規模で、それぞれ当事者の立場でできることを進めていけば、未来は明るいような気がします。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
2006-01-28(Sat) 20:20:35 | URL | unakite→政道さんへ #CwrboUno [ 編集]

早々にまとめていただいて、ありがとうございます。
じっくり読ませていただきました。

この事件はあれだけ、マスコミに取り上げられていたけれど、その後はあまり表に出なかったように思うんですが・・・
いろいろ事情があったんですね。

彼が異性に興味を持ち、どうやったら自分にも興味を持ってもらえるのか、その方法が分かなくて、それがナイフに繋がってしまったのなら、とても悲しいことですね。

私が子供に出来ることは、たくさん愛情を注いであげて、人を好きになったときは、どう接するのか体で教えていくことなのかもしれません。

地域の人の理解を得ることは大事ですよね。
障碍があるからと、引きこもりがちになるのではなく、どんどん外に出すことが必要だと思います。
成長すると、1人で買い物に行くこともあるだろうし、通学も1人でするようになりますよね。
そういう1人の状況の中で困っているときは、知っている人に助けてもらえたり、知っている人になら、困っていることを発信できるかもしれない。

小学校は、地域のところに行かせたいんですが、国立の小学校も気になっているんですよね。
ま、まだ幼稚園も決まってないんですけどね・・・
2006-01-30(Mon) 18:08:56 | URL | まお #- [ 編集]

まおさん、こんばんは。
そうなんです。あれだけマスコミに取り上げられていたのにね。私は「障害のある人の犯行だと途中でわかったから、その後の報道を控えた」とマ思っていたのですが、必ずしもそうではなくて、「警察とマスコミの利害が一致」した結果の流れだったそうです。マスコミが猟奇的事件として報道すれば媒体は売れる→そんな「重大事件」(「殺人」はどんな場合であっても、確かに「重大」でありますが)を解決した、として警部補は昇進する、と。る)。
大石弁護士は、この人物と何度も話をし、裁判の場でも「被告人質問」を「3年のうち、4割か5割費やした」そうです。それは「コミュニケーションや意思表示がどれほど苦手かということを、裁判の場で、裁判官や検察に知らせるため」だったそうです。
そういう中で「優しい人にそばにいてほしかった」という理由が、ポツリポツリと出てきたそうです。「性的衝動に駆られて、刃物でおどして女性に暴行をしたい」といった内容では、まったくなかったそうです(そういう男も世の中にはいると思いますが・・・)。
これも、ずっと面倒をみてきてくれたお母さんが亡くなってしまって、母の影を求めてのことなのかも・・・と思うと、人の母として思うところが大きいです。

>私が子供に出来ることは、たくさん愛情を注いであげて、人を好きになったときは、どう接するのか体で教えていくことなのかもしれません。

本当にそうですね・・・「好き」「大切にする」ということを、教えていきたいと私も思います。
自分自身も、若い頃(もしかしたら今も)、好きな人に自分勝手なふるまいをして気をひこうとか、心を傷つけるようなことをしてきた反省がありますから・・・。

地域の学校にも、国立の学校にも、それぞれの良さがあるのでしょうね。
幼稚園も、いい方向で望みがかないますように。

ぜひまた遊びにいらしてください(^-^)
2006-01-30(Mon) 21:57:15 | URL | unakite→まおさんへ #CwrboUno [ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

カテゴリー
ブログ内検索
このブログ内で「この言葉を含む記事が読みたい」という場合は、その言葉を入れてクリックしてください。
メールフォーム
お名前はHNでも結構です。

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。